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過去の悪魔を手放す

わたしたちの過去はポジティブな経験とネガティブな経験の両方からできています。
どちらも人生につきものですが、ネガティブな経験(過去のあやまち、心の傷や失望のもとになった不健全な関係など) をうまく記憶から取り除くことができないと、それはすぐに自分の中の「悪魔」に変わって、その後もずっとつきまとうようになります。
こうした悪魔がいると、人生がもたらしてくれるものを楽しめなくなり、行きづまってしまいます。幸せを見つけ、ストレスを減らし、夢を持って前進するためには、悪魔への対応が不可欠なのです。
わたしたちが直面する最大の悪魔のひとつは、過去のあやまちへのこだわりや後悔です。過去のネガティブな出来事を忘れられずにいると、それが現在の自分を決定づけてしまい、未来や可能性を狭めることになるのです。
人間関係から生まれる悪魔もあります。
わたしたちの人間関係は―親、きょうだい、 友人、学校の友だち、後年には同僚や大切な人との関係などすべて、ふるまい方やほかの人との接し方に影響を及ぼします。
「そうした人間関係の中に不健全なもの、虐待的なもの、機能不全のものがひとつでもあった場合、その結果生じる心の傷や失望は、人生の見方、自分自身についての考え、他者とのかかわり方に多大な悪影響を及ぼす可能性があります。
今の現実とは関係のない行 動や恐れを生み出すこともあります。
過去のあやまちや不健全な人間関係を思いきって受け入れ、手放してみましょう。 そこから貴重な教訓を得て、将来、同じことを繰り返したり、もっと大きな間違いを犯したりといったことが避けられます。
ネガティブな経験に打ち勝ち、乗り越えられれば、 それに対処し、やり過ごすことができるのだとわかり、ストレスや逆境にも打たれ強くなります。悪魔に対処することで、わたしたちは強くなり、さまざまな試練に耐える力が育 つのです。
過去と決別するのは今
まずは存在を認めることから
まず悪魔がそこにいることを認めなければなりません。
悪魔の存在を無視し、いないふりをしていると、もっと大きな問題を引き起こします。
ネガティブな影響を与えた過去の経験を認め、それがどのようにあなたという人物を作り上げてきたのか考えましょう。
悪魔から学ぶ
過去を忘れるのが難しい理由のひとつは、それが自分に教えてくれた教訓を見落としてしまうからです。
過去の否定的な経験から何を学んだのかを考えて書き出してみましょう。過去に対して恨みやネガティブな気持ちを感じ始めたときには、学んだ教訓を見直して、かけがえのない恵みだと思いましょう。
過去の悪魔の手放し方
終わったことは終わったことです。次の方法で否定的なことを忘れましょう。
・感じる(失望や心の傷、痛みに身をまかせましょう。気持ちを抑えてはいけません。泣きたければ泣き、怒りたければ怒りましょう。感情をしっかり味わうことが、 忘れる第一歩です)
・許す(自分自身を許す場合でもほかの誰かを許す場合でも、許しのプロセスを積極的に乗り越えましょう)
・客観的に(その感情を追い払うにはどうしたら良いのか考えてみてください)
前を向く 「あなたには過去に縛られない力があります。自分の考えをもっと生産的な方向に変えましょう。
将来はあなたの現実を作り直すための新しい1章なのだととらえ、人生から得たいと思うものに目を向けましょう。
過去に支配されないで
過去にしがみついていると、自分を制限してしまいます。過去のあやまちを繰り返すのは、新しいあやまちを犯すことを恐れて、リスクを冒したり、新しいことに挑戦したりしなくなるため、そして過去にできなかったことをもとに、自分を決めつけてしまうためです。
わたしたちは「できない」「すべきでない」「うまくいかない」といった言葉を口にしがちです。過去に支配されてはいけません。どんな人間になりたいのかを考え、それを現実にすることに力を注ぎましょう。
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